新潟の戦争遺跡・戦跡 ~先人たちの足跡~


トップページ > はしがき

はしがき

陸軍と軍都・陸軍少年通信兵学校の存在

戦争についてインターネットで検索すると、出征された方の手記や詳細な記録、また当時の写真など貴重な資料が数多く公開されています。それと合わせて書籍なども読み込むうち、自宅より遠くはない村松の地がかつて軍都であったこと、終戦までの約2年間に陸軍少年通信兵学校があったこと、そして兵営跡に営門と歩哨舎が復元されていたことを知りました。

丘の上の慰霊碑

営門と歩哨舎が村松公園にあるものだと思い込んでいたので、現地を探し歩いているうちに、丘の上にある戦没村松陸軍少年通信兵慰霊碑に辿り着きました。その3日前の「文化の日」に千鳥ヶ淵戦没者墓苑を参拝していたので、偶然ではありましたが、その報告も兼ねてお参りいたしました。

自分ができること

終戦から30年近く後に生まれた自分にとって、先の大戦は遠い昔の出来事だと思っていました。父が明治生まれ、母が昭和初期生まれの年寄りっ子でしたので、母からは折に触れ、当時の話を聞いていました。父はとても厳格な人だったので、話すのが怖かったこともありますが、当時のことについては、ほとんど口を開いてくれませんでした。

父は私が20代の頃に亡くなりましたが、今思えば、もっといろいろな話を聞いておけばよかったと後悔しています。父の話はもう聞けなくなってしまいましたが、このサイトを作るにあたり、一時期でも父と同じ時代を生き、そして若くして散って逝った方々の想いを少しでも知りたかったこと。また、今後自分ができることは、先人たちの想いを少しでも感じることで、僭越ではありますが、今後のご供養にもつなげられたらと思います。

ご意見、ご感想など…

バナーメールアドレス
サイト開設日 2010.12.30